お彼岸に おはぎをお供えする理由
お彼岸におはぎをお供えするという習慣は昔から当たり前のようにありますが、なぜおはぎをお供えするのか考えたことはありますか?

赤色には邪気を払う力がある
実は小豆(あずき)の赤色が悪いものを追い払う力があるとして考えられていて魔除けの意味あいがあるんです。
そのため邪気を追い払う効果がある食べ物だとされ、昔からご先祖様へのお供えとされてきたんですね。
赤飯もまた慶時に食す文化がありますね。日本人とあずきは昔から密接な関係にあり、あずきにまつわる言い伝えなども
たくさん残されています。
昔はあずきを使った枕もありました。とても優れた吸熱効果があり天然素材の枕としては高級な代物として愛されていたそうです。ただ、手入れが大変なため今ではあまり使っている人もいないようですね。
甘いものが貴重だった
現在とは違いおはぎを作るときに欠かせない砂糖は高価な代物でこの砂糖を使ってつくるおはぎをお供えするというのはお彼岸にご先祖様を大切に思う気持ちの表れでもあったと言えます。
あずきともち米
おはぎはあずきともち米を合わせたものです。もち米もまた縁起物として昔から重宝されてきましたが、このおめでたいもち米とおはぎをかけ合わせることにも、ご先祖様との気持ちを1つにするという意味があるとも言われています。